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和えん亭 吉幸とEmmeさん

 
Posted on 2006年3月25日 (土) 1:01 pm
Filed under 他/民族とかいろいろ

東京浅草の浅草寺弁天山のすぐ横にある「和えん亭吉幸」へお邪魔しました。なんと歌手のEmmeさんと待ち合わせ!!

親しい友人たちとEmmeさんを交えて、季節の会席料理を楽しみ、福居幸大師匠の津軽三味線を堪能したすばらしい夜になりました。福居幸大師匠はご縁があって、何度か津軽三味線は聴かせてもらっていたものの、前は民謡酒場の追分での演奏で、民謡のバックをつとめた感じで、それはそれで素晴らしいんだけども、師匠の津軽三味線が全面に出ていたわけではなかったので、いやー今回のソロ演奏のパワーには度肝を抜かれました。手に汗握っちゃうし、空気は思いっきり振動してて骨まで響いてくるんだよね。目の離せない勢いと圧倒的な存在感で、本物の津軽三味線に初めて出会ったっちゅー感じでした。途中、弦が一本切れてしまうんだが、残りのたったの2本の弦で何もなかったように続けるのはさすが。

最後に帰る直前には、なんとEmmeさんがあの歌声を披露してくれました!Emmeさんのファーストアルバム(名作!!!)「yoy asa よいあさ」から「つき」それから、お馴染みの歌「どこかで春が」。ライブにいつか行ってみたいのだが、なかなか帰国と重ならず残念な思いをしておったもんで、こんな風に独り占めで歌を聴けるなんて夢のようっす!

Emmeさんの歌のすきなところは、もちろんその歌唱力もあるんだけど、なにより日本語に魂が吹き込まれているところです。あれほど日本語の似合う歌手はおらん。オマケに最新のコラボCD「遊楽〜あいのうた」をいただいてしまったもんね!

Emmeさんの2ndCDのタイトルは「Emme〜うたのちから」っつーんです。昔、わしのホムペ(Frigid Heights)にスピ系のコンテンツがあったりして、その中で「音楽の力」っちゅーテーマをチラリと取り上げたことがありました。音楽を愛して求める気持ちっていうのは、人間の本能の一つっすよね。人生のいろんな場面場面に想い出の曲や歌があったり、この曲聴くと悲しくなっちゃうんだ〜とか。音楽って不思議なチカラを持ってて、大昔からヒトの心を強くとらえてきたよね。 「1/f1のゆらぎ」「音楽療法」「モーツアルト効果」なんてのもあったりして。
Emmeさんが、地震災害の復興のボランティアで歌を歌いに行ったという話で、同席の友達まんちゃんが(災害時の復興ボラのプロ←なんのこっちゃ)で「音楽ほど人の心を癒すもんはない」と力説してたが、同時多発テロんときに、NY在住の坂本龍一教授が、被害者の生存の可能性が激減した時点で人々が歌っていた「イエスタディ」が諦めのように聞こえ、こうした大きな悲劇の前では音楽さえも無力であると感じたと伝えられたのだが、わしはそうだろうか、と疑問に思うのである。諦めるという、ネガティブに聞こえる反応も、実は次にジャンプするために深く沈む行為であると思うので、復活するために一旦深く落ちることも必要なのではないかと思うし、そこでも音楽が一役買ってるんじゃないかと感じるからっす。

吉幸で接した福居幸大師匠の津軽三味線、それからEmmeさんの歌、両方とも、人の心を奥底から動かす力のある鳥肌もんの音楽でした。キッチリした旋律じゃなくて、微妙にズレる音の民族音楽すきだしなあ。う〜ん、ラッキーだったー。

あ、ほんで「和えん亭 吉幸」はですね、板さんの腕もいいねー。季節の繊細な味を堪能したよ。デザート、胡麻の御汁粉風だっけ?すげえうまかった!浅草をご存じの人ならすぐにピンとくる、元「暮六つ」のあったところです。暮六つの古民家の素朴さを上手に残し、新しく生まれ変わった「和えん亭 吉幸」です。浅草に行くチャンスがあったら、ぜひ寄ってみてください。

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3 Comments for “和えん亭 吉幸とEmmeさん”

  • Hiviki より:

    うぇぇぇ〜〜〜ん(T^T)
    ずるいぞずるいぞぉっ(T^T)ゆかさんたらぁ(笑)
    Emmeさんの歌声を独り占めするなんてぇ\(T^T)/おまけにCDもらっただとぉ、ちきしょ〜(T^T)(笑)
    ふん(T^T)あたしだって、サイン入りCDもってるからいいもんねぇ、だ(笑)
    うんうん、それにしても、やっぱ「いばらの果て」だよね(`´)Emmeさんの歌はどれもすごいけど、やっぱ「いばらの果て」は絶品だよねっ!あたしもはじめて聴いたときは、鳥肌なんてもんじゃなかったよぉ、衝撃の稲妻もんだったよっ。何回聴いても、やっぱ鳥肌もんだけどね♪

  • まん より:

    ごめんごめん、私も記事にしようと思いつつ、
    日ばかり経ってしまいますた。m(__)m
    あの晩は本当に有難うございました。
    家のつくり、お料理、歌、音楽、すべてにものすごく感動したっす。
    とくに三味線のナマっていうのが、私にとっては人生で初めてのものだったので、あの空間を揺るがす音波のバリエーションにはまじめにトリハダが立ちました。
    ゆかっち、そしてご一緒させていただいた皆々様、ありがとうございました。m(__)m

  • 有香 より:

    Hivikiさん
    いやー、Emmeさんが来るってなったのも、福居幸大師匠とEmmeさんを引き合わせたいというmonicciの取り計らいと、たまたま吉幸の隣にあるお店がEmmeさんとご縁のある場所だったのでEmmeさんにも話が通りやすく、なにしろ急に決まったもんで、Hivikiさんに声をかけられなかったのを残念に思っておりましたー。
    Emmeさんに会うのは、ものすごく緊張しておったのだが、実際にお会いしてみたら、どっちかってと「天然」寄りの可愛らしいお方でしたっす(^^)またああいうチャンスがあるといいなあ。
    まんちゃん
    いつもこちらこそありがとうっすm(__)m わしもあのお店に関われて光栄!父に感謝だ(^^)雰囲気があって味も良くて、さらにあんな迫力の津軽三味線が聴けるなんて、そんじゃそこらに転がってる会席屋じゃないっす。ウエブサイトも出来上がっちゃったけど、ありゃ生の三味線の音を入れてFlashバリバリでやり直さないといけんかのう。でもあの音って、絶対に「生」じゃなきゃダメよねー。


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