「この曲、どうしても好きー」って気持ち、個人的な体験や思い出なんかが入り交じっていて、とてもプライベートな感覚で、その曲の完成度とは無関係に「あんまり好きで泣けてくる」という音楽がいくつもあるものだ。
シークレット・ガーデンはデビュー当時から4枚目のアルバムが出た頃まで注目しておったグループ。コロラドに引越したばかりの頃、コンサートにも行った。分類するとバリバリのニューエイジ音楽で、「イカニモ」な曲のオンパレード。今となっては、全アルバムを通して聴く気にもなれないのだが、その中でいくつかやっぱり捨て難い曲がある。
SONA/Secret Garden
たとえばこの曲。SONA
そうしたプライベートな精神的背景が関わってなければ、「歌が下手だからエコーかけまくって誤摩化しておる。」とか「エンヤ系のBGのリズムがイカニモ過ぎ」とか、批判要素が次々と出てきそうなSecret GardenのSona。これがワシの「好きすぎて泣けてきそうになる曲」のひとつなのである。
その裏に隠れるプライベートな背景については、まあ、ここで喋るのはやめておこうっと(^^;
歌の内容は童話ヘンゼルとグレーテル(本当は恐いオリジナルのほうではなく童話バージョン?(^^;)のようなんだけども、タイトルのSONAとはアイルランド語/ゲール語で「幸せ」という意味らしい。バイオリンのフィンヌラ・シェリーは、まるで森の中に住む妖精のような声で歌う。作曲家でピアノを担当しているロルフ・ラブランドとそのほかの男声は、フィンヌーラの果無くガラス細工のような声をささえるように、優しく寄り添う。この歌声にジーンと心が温かくなる。神秘的で深く豊かな森と、暗い中で行く道を示し輝く石、それに森の風や川の流れる情景などを視覚的な音楽にして、歌詞の中で歌われている「自然は私たちの愛の源」が表現されているように思う。
そしてシークレット・ガーデンは、当時のワシのようなニュー・エイジャーを虜にし、PrayerやYou Raise Me Upのようなスピ系大ヒットを飛ばしましたねえ。PrayerはSona並に好きですけど、You Raise Me Upはやり過ぎ。我慢ならんww しかし世界的な大ヒットになり、何か国語にも訳されたし、大勢の歌手がこれをカバーしたよね。
上に貼付けたyoubute動画は、A Night With Secret Garden というライブのDVDから。このDVD、10年くらい前にアメリカの公共放送PBSで放送され、当時は販売されておらず、PBSにいくらか以上のお金を寄附するとプレゼントされるという貴重なDVDであった。もちろん奮発してPBSにドーネーションして入手w ところがこのDVD、誰かに貸したまま行方不明よ!!youtubeにほとんどアップロードされているので、ちょっとずつ集めよう(^^;
シークレット・ガーデンのベスト盤と、このライブDVDがセットになったUltimate Secret Garden (with DVD)がお徳かも。
Dawn of a New Century
Secret Garden
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