友人のメーテンの畑に遊びにいったら、地面にたーくさん可愛い花が木からポトンポトンと落ちていて、あんまり可愛くてもったいないので持って帰って水に浮かべて飾ろうと思ったのだが、家に戻ったときには枯れてしまった。
消えていく「今」を迎えた花にも、生まれてきた「今」があった。今という瞬間は、ずっと繋がり続けている。そんなことを思いながら、確かにあったあの可憐さに敬意を表して、一晩だけテーブルに散りばめた。
一粒の砂に世界を見て
一輪の野の花に天国を見るには
手のひらに無限を乗せ
一時(ひととき)のうちに永遠を認識すること
(ウイリアム・ブレイク「無垢の予兆」)
To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour
(William Blake, Auguries of Innocence)
小宇宙の中に大宇宙を見る。
一瞬の時の中に永遠を感じる。
上なる如く、下もまた然り。
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