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ちょっと大人なクリスマスの音楽たち

 
Posted on 2017年12月24日 (日) 10:00 am
Filed under クラシック/現代音楽

わしはクリスマス・ソングが嫌いだ。
あの音楽が聞こえてくると、クリスマス・プレゼントを買えーー金を使えー買い物に出ろーショッピングシーズンだぞーー的に聞こえてしまって、慌しく急かされているような気がして、たとえそれがスローに美しく流れていたとしても、どうも商業的に聞こえてしまうのである。

ちょっと独断と偏見と完全なる自分の好みで素敵なクリスマスの音楽をご紹介してみようではないか(どや
バッハのクリスマス・オラトリオとか、ヘンデルのメサイアとかは超大作なので、ここではもっと軽く聴けるものを。

さやかに星はきらめき

「オー・ホーリー・ナイト」という曲で知られているかしら。全く個人的な想い出があってのことなんだけども、これを聴くとクリスマス感がアップするのです。コロラドの山の家の雪の中でのクリスマスを思い出します。

ワタシってミーハーだわと思いながら、くっつけるのは人気者イルディーヴォが歌う動画です。ポペラ(ポップ+オペラ)というなんだかラスベガスっぽいジャンルなんだけども、好みではバリトンの人(この舞台の一番左のちょっと甘過ぎチョイ悪おやじ風の)の声が素晴らしいなあと。やっぱりポペラで無難なカンジで歌っているものの、後半Christ is the Lord〜のところとか、最後のO night divine〜のところで本領発揮。いつもあんなカンジで歌ってくれたら悶絶もんなのに。しかし美しい声の男子はエエのう。しかもイケメンときたらもうたまらんねえ。うきうきしちゃうもんね。うっかりすると妊娠可能な身体になっちゃうからね。(違

 

クリスマス協奏曲〜コンチェルト・グロッソ8番 ト短調(コレッリ)

この作曲家コレッリ(コレルリ)は、一般的にはそれほど知られてないけど、合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)というスタイルで音楽を作り、ヴィヴァルディにも多大な影響をあたえたというエライ作曲家なのです。個人的には「ラフォリア」というとんでもない名曲があって、その曲の大大ファンですが。(リンクは偉大なユネスクの演奏の古い録音です。きいてみてー)

で、このコンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲) 作品6 第8番 ト短調の音楽の最もクリスマスらしいところは、最終章のパストラール。コレッリ自身が楽譜のこの部分に「キリスト降誕の夜のために」と書き記していて、聖書に基づいた羊飼いたちの笛の音のする楽章です。ヘンデルのオラトリオ「メサイア」の中にもパストラールがあって、パストラールというと牧歌なわけで、WIKI調べてみたら「バロック音楽においてパストラールとは、イタリアのピッフェラーリによる伝統的なクリスマス音楽を連想させる、バスのドローンに合わせて奏でられる牧歌的な旋律をいう。」って記述されてました。個人的にはチェロに耳が行ってしまう第2楽章アレグロが大好きです。(チェロをやっていた長男を思い出すため)

 

くるみ割り人形(チャイコフスキー)

コロラドのお友達が毎年クリスマスにバレエのチケットを取ってくださったのが始まりで、あれからずっとコロラドを離れても我が家のクリスマス行事になっている「くるみ割り人形」。チェンマイに引っ越してきて、行けない年もあったけど、ここのところ何年かずっと11月終わりや12月に日本にいる機会があって幸運です♪ 娘は特にコロラド時代の幸せな想い出となっていて、毎回、くるみ割り人形の音楽の冒頭の部分を聴いただけで涙をこぼします笑 小さい女の子にとって、クリスマスの時期にドレスアップして寒い中出かけていったバレエは、本当にキラキラして華やかで夢の世界の体験だったに違いないです。小さいお子さんがいるお家は、ぜひぜひ実際に出かけてみてね。(お京さん、ありがとう!いまだにくるみ割り人形伝統続けてるよ♪)

ところで、上にリンクしているDVDね、英国ロイヤル・バレエ団 「くるみ割り人形」で、プリンシパルが吉田都さんのやつなの。このDVD見たことがあるんだが、めっちゃ素晴らしい。日本人誇らしい(^^)

クリスマスの夜、プレゼントにくるみ割り人形をもらったクララ。そのお人形が王子様になるところ。

一番好きな場面で、お菓子の国の金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ。このビデオはなんだか間を飛ばされてしまっていて、アダージョとコーダしかないんだけど、いや見事な踊りなのでこのビデオにしました。あたしゃバレエはド素人ですが、それでもこの素晴らしさはわかる!アダージョの美しさもだけども、コーダのスピード感といい回転の見事さといい、びっくり。

 

【番外編】December (ジョージ・ウインストン)

昭和だなあと思います笑 このジョージ・ウインストンの December はワタシも当時ピアノで散々弾きました。いやー、なつかしいなあ笑 ふと思い出してyoutubeで見つけてすっかり聴き入ってしまいました。今聴くと、全体的に全く同じ調子ですごくつまんないけど(汗)でも、それが冷たい空気感を表しているのか、まあこれはこれでいいのかもと思いながらあらためて聴いていたよ。

というわけで、みなさま、素敵なクリスマスを。メリー・クリスマス!

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One Comment for “ちょっと大人なクリスマスの音楽たち”

  • しゅん より:

    こんにちは、クンダリニーの検索でお邪魔しましたところ、こちらの記事に行き着きました。
    自分は鎌倉の教会付属の少年合唱団にいたのですが、クリスマス前には毎年メサイアのコンサートがありまして。田園交響曲は凄く印象に残っておりました。For unto us a Child is bornの後でしたか、、聴いてると、聖堂の雰囲気もあり、中世にいる様な何とも不思議な感覚に浸っていたのを思い出しまして。パストラールと聞いて、もしや!と思ったらあの曲だったのでいても立ってもいられずコメントしてしまいました。いい曲なんだけど他の曲と繋がりが分からないし何で入ってるのかな?と不思議に思っていましたので。他にもティクナットハンさんのリトリート?に参加したり(いつも通訳をしていた方と友達です)しております。the prophet の記事も気になります。長文大変申し訳ございません。
    Twitterもフォローさせて頂きました。いきなり失礼致しました。


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