スピリチュアルで音楽・料理好きなおっさんレディがチェンマイから発信するしょーもないブログっす
Follow your bliss and the universe will open doors for you where there were only walls. 〜Joseph Campbell

水に映った月(映画「禅」)

 
Posted on 2015年3月24日 (火) 12:17 pm
Filed under スピリチュアル

映画「禅」がごっそりyoububeにあったのでご紹介しようと思ってブログってます。
この世界の人が見ると突っ込みどころが満載だという噂の映画ですが、私はそれなりに楽しみましたよ。こういう映画があるというだけで素晴らしいと思うんだけど、ただ、道元が悟りを得るときの描写がケシカラン(笑)あのCGを作成した人は悟りの素人に違いない!(なんだそれ)せっかくの見せ所のシーンなのに、遊園地とかゲームセンターじゃないんだからというCGで、笑っちゃったよー、ねえ。

映画では象徴的に月がよく出てきますね。最後のほうで時頼が道元に言われて湖面に映った月を斬る場面があって、そこで道元が「月濡れず、水破れず。」と言う。斬らせることで世の中の実体のない幻想に気付かせようとしたのでしょうか。それから水は自分。月は仏性。

ここでこの記事は終わりにしようと思ったんだけども、せっかくだから、その道元禅師の記事トップの画像に記した「月濡れず、水破れず」が登場する現成公案をなんとなく現代語にしてみします。恐らく映画以上に突っ込みどころ満載笑。

悟りとは、水に映った月のようなものだ。
月は濡れないし、水も壊れたりしない。
月明りは広く大きなものではあるが
ほんの僅かな水の中にも宿るものだ。
月も天空も
草の露にも一滴の水の中にも宿る。
その月が水を壊すことがないのと同様
悟りも妨げられることはない。
一滴の水が空の月を壊すことができないのと同様に
人は悟りを壊すこともできないのだ。
水の深さは月の高さ。
映る時間が長くとも短くとも
大小の水に映る月を見ていると
空の月の無限性に気付くのだ。
(道元禅師、1200-1253)

Comments

comments





Related Tags: ,




trackback uri

 



Leave a Comment

↑ページのトップへ

Earthborn Shop

カートは空です

Archives

Twitter