スピリチュアルで音楽・料理好きなおっさんレディがチェンマイから発信するしょーもないブログっす
Om Lokah Samastha Sukhino Bhavanthu

タブラ・ラサ(アルヴォ・ペルト)

 
Posted on 2008年12月3日 (水) 10:27 pm
Filed under クラシック/現代音楽

パンを仕込んだ。昔はよく作ってたんだけど、アメリカへ引っ越してからはパン焼機が大活躍し、ほとんどパンの生地を捏ねるという行程をせずに、機械がせっせとコネてくれるフツーに美味しいパンで満足していた。なのであんな風にコネコネしたのは、もう何年ぶりっちゅーくらい久しぶり。

アルヴォ・ペルトの音楽に「Tabula Rasa」というのがある。

タブララサ【(ラテン) tabula rasa】
〔哲〕〔何も書かれていない書板の意〕感覚的経験をもつ前の心の状態を比喩的に表現したもの。人間の知識の起源に関し、生得観念を否定する経験論の主張を概括する言葉。

たまたま、パンをコネコネし始めたときにiTunesから流れた音楽がコレであった。
いつも思うんだけど、パンをこねる作業というのは、とっても瞑想的だ。作業を始めるとスグに頭の中が真っ白になってくる。その中にはいってくるTabula Rasaが、白いカンバス(ワシの意識)に白い絵の具(TabulaRasa)で絵が描かれるように染められていく感じがするんである。意識することなく「今、ただここにあること」を体験する。そして真っ白な生地に(実際パンは全粒粉だったんで薄茶色いんだけどよ)命が吹き込まれていったような。まあるく収まって布巾をかけられたパン生地は、そんな感じでプクプクと発酵して大きくなっていった。

もちろんそのパンは絶品よ。シナモンロール!
つーか、黒砂糖とシナモンとバターでベットベトになって、焼き上がり後には、粉砂糖のアイシングまでぶっかけられたのであったのだが(^^; ああ、なんという禅なシナモンロールなのかしらん!

アルバムカバーペルト:タブラ・ラサ

クレーメルのバイオリン
キース・ジャレットのピアノ
最高の演奏家たちが異次元へ誘うような美しい音楽を奏でてくれました。

『たぐい稀な静寂感・透明感に満ち
人間の本源的な宗教性を呼び覚ます』
(CDの帯より)

Comments

comments





Related Tags: , ,




trackback uri

 



6 Comments for “タブラ・ラサ(アルヴォ・ペルト)”

  • わらじ より:

    手を動かすことはいいこんだ、いいこんだ。おいしいらあねえ、そのパン。送ってもらう訳にもいかんし、いつかチェンマイまでご馳走になりに行こうかいねえ。(微笑)
    寒くなってきたよ。山岳部は真っ白だに。

  • 有香 より:

    わらじむし>
    ジャンク・フード系に分類されそうなシナモンロールも、こうなるとアートだね、アート!
    アメリカにいるとシナモンロールはその辺で美味しいのが買えるので、あまり手作りする気にはなれんよね。シナボン大好きだったし(^^; 体重確実に増加すっけど。
    寒いだろうなあ、お山は。チェンマイもここんとこブルブルに寒いけど、お山での冬を思い出すと初夏の陽気ってとこなのに(笑)

  • garjyu より:

    こんばんは。
    また、ペルトですね。
    こんばんは、タブラ・ラサを聴きながら寝ようかな。

  • 有香 より:

    こんばんは!!
    そうです、またペルトでしたね。garjyuさんも、タブラ・ラサのこと書いていらっしゃいましたね。
    わたしは今夜はFratres三昧のバリエーションにしようかな♪

  • パリン より:

    三度のご飯よりパンがすき☆なので 読んでるだけでよだれが…チェンマイだと山崎パン以外おいしいパンに出会えないし、シナモンロールこっち来てから全く食べたことないです(^_^;)
    日本から荷物届いてよかったですね!私のが届くのももう少しだと思います!よかったー☆

  • 有香 より:

    こんばんは!!
    パンは出来立てが美味しいですよね♪ 
    山崎パンより、バーンベーカリーが100倍ウマイですが、行ったことありますか?天然酵母のカンパーニュの大ファンなんです〜。皮が硬めのフランスパン風のトースト用のパンも美味!菓子パン系もどれもおいしー。
    荷物、早く届きますように!


Leave a Comment to garjyu

↑ページのトップへ

Earthborn Shop

カートは空です

Archives

Twitter