コラージュ・ギャラリー
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亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
ポロヴェツ人の踊り
(ボロディン)
イースの伝説
(Debussy・沈める寺)
アクエリアス
(5thディメンション)
極楽の淵
(安川もくりん)
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天使
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シェヘラザード

シェヘラザード


midi:交響組曲「シェヘラザード」より第三楽章“若い王子と王女”/ リムスキー・コルサコフ
Classical Midi Archives ~ J.Nishio

紀元5世紀、メソポタミアのササン朝ペルシア。シャーリアル王は留守中に妻の裏切りに会い、異常なまでに女性を憎むようになりました。毎晩のように処女に夜伽をさせて、翌朝には、無惨にも殺害するということを何度も繰り返していたのです。王の非情な行いを見かねた大臣の娘シェヘラザード(シャーラザッド)は、自ら王の元におもむき、フラーファな(アラビア語の“奇妙な”)物語を話して聞かせました。それがあまりにもわくわくするものだったので、王は話しの続きが聞きたいばかりにシェヘラザードを生かしておいたのですが、美しくて聡明なシェヘラザードにいつのまにかすっかり心を奪われ、ついには今までの行いも改心し、二人は永遠の夫婦になったのでした。

シェヘラザードが王の枕元で毎夜話して聞かせた物語は、アラビアンナイトとして知られる「千夜一夜物語」です。アラビア語で「アルフ・フラーファ」といいます。千と一夜に亘って語られた膨大な物語の中の、「アラジンと魔法のランプ」や“開け、ゴマ!”の「アリババと40人の盗賊」「シンドバッドの冒険」などは子供にも広く知られるお話ですが、なにしろ王に夜を楽しませるために続けられた話ですから、実は官能的な話も盛りだくさんの大人の寓話です。そして、東は中国から、西はスペインまで、その舞台の多様さには、貿易商として世界中を旅していたアラブ人の行動範囲の広さを、あらためて認識させられます。

おススメ書籍:バートン版 千夜一夜物語 第1巻 シャーラザットの初夜アラビアンナイトを楽しむために(阿刀田 高・著)

リムスキー・コルサコフの代表作のひとつ「交響組曲シェヘラザード」(1888年作曲)は

* 第1楽章:海とシンドバッドの船
* 第2楽章:カレンダー王子の物語
* 第3楽章:若い王子と王女
* 第4楽章:バグダッドの祭−海−船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲

...というタイトルのついた4章から成っていますが、リムスキー・コルサコフは後でこの4つのタイトルが気に入らず、楽譜からグチャグチャと消したという話があります。4曲には、それぞれ、シャーリアル王のテーマと、シェヘラザードのテーマが折り込まれ、「アラビアンナイト」の物語だけではなく、シャーリアル王とシェヘラザード王妃の二人の関係や、枕辺で語るシェヘラザードの様子などを表現しています。このコラージュ絵に添えた「第三楽章・若い王子と王女」は、叙情的に優しく始まります。途中、小太鼓の歯切れのよいリズムに乗って現れるシェヘラザードのテーマに、機知に富んだ美しい女性の姿が目に浮かぶようではありませんか?

この曲の名演をCDで

R.コルサコフ:シェエラザード
ユニバーサルクラシック
ゲルギエフ(ワレリー)(アーティスト), キーロフ歌劇場管弦楽団(演奏), レヴィーチン(セルゲイ)(演奏), リムスキー=コルサコフ(作曲), ボロディン(作曲), バラキレフ(作曲)
Disc 1
  1. 交響組曲「シェエラザード」op.35(リムスキー=コルサコフ)
  2. 交響詩「中央アジアの草原にて」(ボロディン)
  3. イスラメイ(バラキレフ/リアプノフ編)
Amazon.co.jp
これほどの迫力を持って『シェエラザード』が聴き手に迫ってきたことがかつてあっただろうか? ただならぬ妖気漂うオープニングから、一撃で魅せられる。官能的な踊りと恋愛物語の描写、オーケストラがうねりにうねるシンドバッドの航海と難破など、どれも強烈なデフォルメと濃厚なアクの強い表情が迫真の効果を生み出し、聴き手は一瞬たりともスピーカーの傍から離れられなくなる。とりわけ第4曲の祭りの描写の息づまる猛烈なスピード感は前代未聞で、続く船の難破の凄絶なクライマックスの巨大なスケールは、まさに財宝を積んだ船が怒涛の前に沈没していくのを目の当たりにするかのようだ。
あらゆる楽器はゲルギエフのあの霊気に感化され、憑かれたようにどろどろとした音楽の原初的な迫力を剥き出しにしてくる。この露骨さ、荒々しさを耐えがたいという人もいるかもしれないが、この演奏に込められた情念の凄まじさは誰もが認めざるを得ないはずだ。
続く『中央アジアの草原にて』や『イスメライ』も、エキゾチシズム満点。はるかなシルクロードを旅する商人の行列や、コーカサス地方の舞踊に思いを馳せるのは楽しい。(林田直樹)

余談:
ルネッサンスというプログレ・バンドもシェヘラザードをやってるんですねー。(CD@amazon...シェラザード夜話)アラビア色は全然なくてロマンチックな仕上がり。「Love Theme(midiを聴く)」(ルネッサンス公式サイトNorthern Lightsよりダウンロード)が大好きで、高校生の頃に夢中になりました。 ああ、思い出すと昔のプログレな血が騒ぐ(笑)

04/01/04 更新:ゲストブックにてサウジアラビアの男性から「モスクの前で裸のダンサーとはイスラム教徒には・・・」というメッセージを頂き、修正版と入替えました。ちなみに、シェヘラザードはダンサーではないし、パレスとして利用した建物のモデルはインドのタジマハールで、モスクではないので、入替えするのは迷ったんですが、人の信仰心を汚し嫌な思いをさせてしまうのも悲しいので、入替えすることにしました。(掲示板のメッセージはこちら)

*フォトコラージュ素材写真協力:まんちゃん@Sol Tierra y Vient

 

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