ラジオに音楽のリクエストを送るなんて、中学生くらいのときにこっそり深夜番組にハガキを送ったくらいですが(一度も採用されたことはなかったが)ネットラジオのクラシック音楽ステーションOTTAVA の con brio へは、実はこっそり3回送って、3度とも採用!いやいや、嬉しいもんですなあ(^^)うふふ♪
で、今日ご紹介したい音楽は、そのOTTAVA con brioのプレゼンター斉藤さんがワシのために選んでくれた1曲。
ちょうど体調激崩しの最悪の頃、2010年7月20日の夜のことです。ラジオで弱音を吐くというのは、まったく自分らしくないことではありますが、『今とっても落ち込んでて、どうせならドン底まで行きたいので、もっと深く落してくれるような曲を選んでください』とリクエストしてみました。そこで斉藤さんが選んでくださったのがこの曲。一番最初に送ったリクエストがペルトの宗教曲だったので、ワシの好みの傾向の見当を付けられたんだと思うけど、ここまで見事に大当たりしてくれるとは!
ビョークが歌うタヴナー作曲のPrayer of the Heartっす。(クリックでyoutube開くよ)
スゴイっすねー。ジョン・タヴナー好きだし、オマケにビョークが歌ってるなんて、まあビックリ。ものすごくパワフルで圧倒されました。自分の内面の暗黒の奥底へゆっくりと落していってくれる曲で、胸にズズ〜〜〜〜ンと重く来て、まさにリクエスト通りドン底まで一直線という曲だけど、でもこんなスゴイ曲を選んでくれたことが嬉しくて、実際は嬉しくて舞い上がっちゃったんだけどさw それに、この歌、こんなに重いのに、一筋のうっすらした灯があるんですよ。希望が残されていることを暗示する灯で、ひたすら暗黒の世界では決してないところが、この曲のパワーと美しさの大きなポイント。
この曲、そのへんのクラシック歌手に歌わせるんだったら、ぜひビョークに歌ってもらいたいという、タヴナー先生直々のビューク指名だったらしいです。もともとロンドンでの写真展のために録音されたとかどっかで読んだけども、あと別のアート展のサントラにも利用されたらしいですが、ワシらが買えるCDはNAXOSから出ているJ.タヴナー・ポートレイトという2枚組みアルバム。このCD、半分くらいがインタビューらしく、また他のアルバムと重複する曲も多いのだが、この1曲のためだけにでも入手の価値あるなあと思っているところ。
ビョークが歌っている内容は、Jesus Prayer(イイススの祈り)と言われる祈祷文のくり返しですが、キリエの個所はJesus Prayerのギリシャ語版かな?
Kyrie
Iisou Christe
Hie Tou Theou
Eleison meLord
Jesus Christ
Son Of God
Have Mercy Upon Me主イイスス・ハリストス、神の子よ、我(罪人)を憐れみ給え
Comments
trackback uri
こんにちは、はじめまして。
Bjork & タヴナー 〜 Prayer of the Heart
おかげさまでこの素晴らしい曲を知ることができました。
ありがとうございます。
ブログを少し拝見しましたが、私と好きなものが似ていたのでうれしくおもいました。
一番好きな作曲家はアルヴォ・ペルトです。
フォーレも大好きでレクイエムはいくつか持っています。
これからもブログ拝見します。
それでは。
kawachokonyanさん、こんにちは!コメントありがとうございます!この音楽、実にパワフルですよね。ワタシも最初にラジオで聴いたときは衝撃的でした。kawachokonyanさんのブログも拝見しました。まだ開設されたばかりなんですね。楽しみです。このブログはすっかり更新が停止してますが、こういうコメントを頂くと、更新意欲が湧いてきます!(でも今時間ない! (T▽T))また交流していきましょう♪よろしくお願いします!