スピリチュアルで音楽・料理好きなおっさんレディがチェンマイから発信するしょーもないブログっす
There is nothing outside of yourself, look within. Everything you want is there-you are That. 〜Rumi

若き日のクンダリーニ体験もどき

 
Posted on 2009年9月22日 (火) 11:02 pm
Filed under スピリチュアル

なにやら、いかがわしくケシカラン話しと勘違いされるので、あくまでも健全なお話であることを最初に申し上げておきます。(健全・・・)

こんなワシでもまだウブで可愛かった20代の前半のある年。
ナイロビで居候させてもらっていた家に同居していた数名は全員小旅行に出ていて、風邪で体調を崩していたワシと、意味なくフラリと来ては滞在していくキスムの郊外に住んでいたドイツ人のおっさんルディとで留守番していた。ルディは常時stonerで、大麻のチェーンスモーカーであった。

で、その夜ワシは風邪っぽかったので、ボヤボヤゴロゴロしておったわけだ。そこにルディが親切に暖かいチャイを持ってきてくれた。いつものスパイスが沢山はいった甘いミルクティーだ。しかも風邪に効くハーブ入りだと言うではないか。おお、これは有り難いと、ほっこりそれを飲み干すと同時に、そのチャイが大麻の種とお茶を一緒に煮出したものであったことを知る。普段から酒もタバコも大麻もドラッグもやらん大変クリーンなワシなので(どれも一度は試してみたもんだが、なんか身体が全く受け付けないのよ)そのお茶の効果ったらもう絶大なんてもんじゃなく、間もなくすると、ワシの視界はカラフルにクルクルと回りながら現れては消えいく光の曼荼羅や幾何学模様でいっぱいになっていた。
そこまではよかった。

ふと下半身に違和感をおぼえる。座ってる腰の底辺りの身体の中で、何かがグルグルと振動しているカンジ。すると途端に恐怖感に襲われ半パニックになりはじめると、その腰で動いていたものが螺旋状にもの凄いエネルギ—で背骨に沿って上昇してくるではないか。

こりゃイカンと思って、それを必死に拒否し、それ以上高く上らないように歯を食いしばって押さえ込む。押さえ込むといっても手で押さえたりとかはできないので、意思のチカラでそれを押し戻したりしようとしたり。
この得体の知れないエネルギ—が自分を貫くとき、ワシはきっと死ぬ!とそう思い、ああ、ママ〜親不孝でごめんなさい〜とか、大麻のお茶飲んで死んだなんてなんつー恥ずかしい最期なんだとか、「大麻乱用で日本人女性ケニアで死亡」なんて新聞の見出しまで浮かんできたりして、そんなことを考えながら上昇してくるものと必死に戦っておった。
大パニックになってて叫んだりして大騒ぎしてたので、家のアスカリ(夜警)が安全確認のためにドアをノックしてきたり、ルディが心配そうに「大丈夫おちついて、大丈夫だから。ああ、バッドトリップしちゃったよ〜」といいながら、横で両手を胸の前に合わせて祈っていたりする姿は見えていた。

でも、そんな彼らの姿も何か一歩離れたところから見ているようなカンジで、ワシと彼らの間には一枚の透明な幕があって、そこには曼荼羅や幾何学模様の光が花火のようにあらわれては消え、時々強烈な光がパっと視界を真っ白にした。その視界の美しさとは裏腹に、上昇してくる「何か」に対する恐怖で頭がおかしくなりそうだった。
必死の抵抗も空しく、ついにその強烈な「何か」は背骨に沿ってワシの身体を貫いてしまった。
そこからの記憶は無し。

失神したらしく、気がついたら次の日の昼近くになっていて、リビングから自室のベッドにいつのまにか移動していた。(余談ですが、失神前の服をちゃんと着たままで、襲われた様子はなし。けっ。)
当時のワシの辞書には「クンダリーニ」という言葉はなかった。何が起きたのか、さっぱりわからず、ルディのバッドトリップの一言で片付けてしまい、アフリカでの最悪体験のひとつとして記憶の引出しにしまい込んであって、若い頃は友達同士の会話の中で、そんな話もしたのだけど、もう10年以上も全く思い出さなかったんだが。
昨夜、瞑想していたら、尾てい骨のあたりが振動してきて、「あれ、この感覚知ってる!」と、あの日の体験を突然強烈に思い出したのである。ただし、昨夜の瞑想では、ムズムズだけで終ってしまったんだけどさ。

しかし、当時のワシは、簡単な瞑想っぽい事こそしていたものの、クンダリーニ昇華の準備なんて全くできてなかった。なので当時感じた恐怖とかどうしようもない辛く激しい違和感とか当然で、よく精神おかしくならなかったよな、と。死ぬと感じたのも、あながち間違いではなかったと思う。その後はしばらく体調が悪く、数日寝込んでしまって、悪い夢は見るし腹は壊すし熱は出るしで散々な日々で、覚醒には程遠い体験だったのである。

そうはいっても、今思えばよ?まあ俗にいう覚醒体験(俗な覚醒体験とは笑)ではなかったにしてもよ?その後の体調不調などは、クンダリーニ昇華後の大浄化だったっつーこともあるよね!ね?!

今から約25年も前の話デス。大麻のお茶服用の件につきましては、時効っちゅーことでよろしくな笑

Comments

comments









trackback uri

 



15 Comments for “若き日のクンダリーニ体験もどき”

  • catnet より:

    >どれも一度は試してみたもんだが、なんか身体が全く受け付けないのよ
    あ、同じく。お陰でマットーなアメリカ生活送ってまっせw 日本で試してた頃は余り良いブツがなかったせいか、対して問題なかったのだが、アメリカのはきつくてさ〜〜。一度葉っぱで気持ち良くなった程度で、年齢と共に吐いてしまう始末。アメリカ人も当人は親切のつもりなのか知らないけど、大麻入りスイーツとか平気で食わせるよね。でもさ、ドラック中毒になってもおかしくない環境にいたにも関わらず、今では修道女のような暮らししております。うふ だからワシも時効っちゅー事でよろしく〜 y(^ー^)yピース!
    >襲われた様子はなし。けっ
    ぎゃははは!ウケる〜〜〜ヾ(T∇T)ノ彡 って襲われた方が良かったんかいな?今頃24才の子供がいる事になってたかもしれんでw

  • 猫シッター より:

    サイキックの友人のひとりが、おなじような体験をしたといっていました。彼女は、何も服用しなくてそうなったとか。
    3年前に、エネルギーが体からぬけていくような感じがあって、それからだんだんと閉経していったのですが、クンダリーニのエネルギーと女性の閉経というのも関連ありそうです。

  • Thanxxx♪ より:

    読んで、ただただ「おぉぉ」と声をあげただけ。
    そんなすんごぃ体験は未だかつて無し。
    さびし。

  • みっちゃん より:

    そのドイツ人のおっさんとエッチしたのかと期待しながら読んでたのに。ホンマ、ちぇっ! やったな(爆)
    そやけど、そんな状態になるんや。。。こわ!

  • Marie より:

    一瞬、貞操の危機かと思ったやない。
    「腰の底辺辺りでグルグルするもの」って、まさか・・
    想像が飛躍してしもうたわ^_^;
    ところで、ヘッダーの写真、ほんまにええよ〜。
    お仕事、頑張ってね!

  • 有香 より:

    cat姐>
    あははは。そう、シツレイなやつじゃね?てか、襲われても困るんだけどさ(^^;
    それにしても、ワシもcat姐も、そういう系バリバリにOKな体型だと思うんだよねw 体型と体質は一致しないっつーことで。でも、アルコールくらい、もうちょっとイケてもいいなと思うけど。他は身体が受け付けなくても不便ないけどさ。

    猫シッターさん>

    お久しぶりです〜〜!!いや、ほんとは大麻なんか使わんで体験するのが何よりなんですがw わたしの場合も偶然だったし、ついこの記事を書くまで、クンダリーニと一致させたことはなかったんですよ。急に思い出して、これってアレじゃん!ってw。閉経とも無関係じゃないかもしれないですねー。性的なエネルギ—とも関係ありますもんね。

    Thanxxx♪ちゃん>

    ワシだってあれ以来ないいよー。でも、今なら準備出来かかってるっつーか、もっと受け入れられると思うわ。当時は怖かっただけで、それどころか、ほんとに危なかったと思うっす。

    みっちゃん>

    ひさしぶり!ぎゃはは。つか、ああいう場面って、普通ちょっとは手だすよね?(^^; こっちは失神してたので何されたかはわからんけどさ、でも全くそういうカンジで目覚めなかったので、多分大丈夫だったはず。。

    marieさん>

    腰の辺りでグルグルって、あ、ほんとだ笑 うぷぷぷ。でも、そのグルグルを感じる衝撃っていうか、それがちょうど一番下の部分のちょっと上くらいだったので、位置的には、そういう場所だよね。
    色々どうもありがとう!!またゆっくりメッセ−ジするよ!!

  • aiky より:

    おおおおお〜、なんだかとてつもなくすごい体験ですね〜。aikyも読んでて、これはちょっとエロス系か!なんて思ってしまって・・・すみません。
    aikyもアメリカに住んでた時、周りに葉っぱでトンデル人いっぱいだったな〜。隣の週が葉っぱ合法だったから余計に。みんなせっせと買出しに行くんですね〜。彼らは、クンダリーニなんて感じではなく、キテル感じで、ひたすら笑いながらお菓子食ってる奴とか・・・。
    そんなaikyは見かけによらずキレイな体なんです。

  • 有香 より:

    こんにちは!!
    aikyさん、もしかしてヨガで遭遇してますでしょうか??まだお会いしてないと思うんだけど、、火曜日と金曜日出没してます!
    へへへ、これにエロが追加されたら、もっと話の種になるのにねー、って、そしたら公開できなくなるか(^^; そういえばstonerさんたちって甘いもん好きだよね。ケムリとチョコがセットだったりするよね(^^;

  • aiky より:

    こんばんは。一度スタジオでのヨガでお会いしてますよ〜!そのあと数回ヨガ行ったあとにピラティスを体験してみたら、すっごい体に合った気がして、今はファランと一緒にピラティスやってま〜す♪
    ケムリとチョコってなんでセットなんでしょうね〜?aikyの友達はキマッタらホワイトチョト食べまくってましたね〜。aikyはいつも素面で彼らと同じテンションで騒いでましたけどね♪

  • れべっち より:

    アタシもそのナニにグルグル振動の後、背骨に添ってつらぬかれてしまったかぁーっ!と100%そちらにしか読めなかった。。。
    こないだ初めてヨガなるものを体験してみたのだが、平均年齢60歳の生徒に混じってストレッチもどきをやってるうちに、スーピー、グーゴーの大合唱の中で自分も寝てうちに終わってしまったぞ。。。そういうヨガもありなの?

  • 有香 より:

    aikyさん>
    なんと!なんだ、お声かけてくださいよー。ええ、どなただろう〜。最近ヨガ、すっかり駐妻の館に(笑)あははは でも、ワシ忙しくて休みが多いので、大人数になってよかったです。ワシとMackyさんだけだったら、クラスやってもらうのも申訳なかった。ファラン組までできたというし、広がりぶりに驚いておるところです(^^)
    今度は声かけてね!

    れべっち>

    れべっち、あんた!やっぱりねえ、そう読めるってーのは、そういうイヤラシイことが頭にあるからなんじゃねえの?!ぎゃははは。ワシ、書いてて、全然そんな風に思わなかったもんねー。ええ、ほんとだよー。わざと勘違いさせるようになんて、意図してないわよー。
    そういうヨガ、しらん。60歳だとそりゃゆったりやらんと大変だわね。ウチのはきついぞー。で、とっても楽しい。頑張ったら、あのすてきな先生みたいになれるかも!って勘違いまでしちゃう!

  • さき より:

    私もグルグルまわる経験一度
    したことありますよ。
    マスターベーションしてたんですけど
    下半身の方から何かがグルグル回って
    上ってきました。
    恐いのでやめたら
    なくなりました(笑)

  • 有香 より:

    これはネカマの釣りかもと思いながらも、友達にも普通にこういう事をいうヤツがいるので釣られてみますが(^^;
    さきさま>
    クンダリーニは性エネルギ—でもあるからして、あり得ない体験じゃないと思いますです。途中でやめちゃったの、勿体ない!ワシみたいに失神するまで頑張ってみればよかったのにw

  • Yacco より:

    有香さん、おはようございます!
    ご無沙汰しております。

    瞑想教師で検索したら、このブログに出会いました。

    そして、朝からこの記事に大爆笑!!!
    涙流して一人大笑い。

    最高、久しぶりにウケた(^∇^)アハハハハ!

    また遊びにきます。

    それでは今日もグッデー♡

    • 有香 より:

      Yaccoさんがこの脱力ブログにきてくれるなんて感激( ̄▽ ̄)ノ
      よくぞ見つけてくださいました、しかもこの記事をww
      今では瞑想中のちょっとしたクンダリーニ体験など日常的なことになっていますが、当時はそんなことさっぱり知らんもん、パニックにもなりますよね (^^;
      Yaccoさん瞑想の先生捜してるんですか?


Leave a Comment to 有香

↑ページのトップへ

Earthborn Shop

カートは空です

Archives

Twitter