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Asato ma sad gamaya, Tamaso ma jyotir gamaya, Mṛtyorma amṛtam gamaya, Om shanti shanti shantiḥ

コロラド史上3位の超大雪嵐

 
Posted on 2008年3月23日 (日) 9:55 pm
Filed under コロラド

【2003年3月25日に旧ウエブサイトFrigid Heightsに掲載した日記です】
*Frigid Heightsとは、海抜2885mにあったコロラドロッキーの自宅に付けた名前です。


コロラド史上なんと3位という、超大雪嵐に襲われておりました。いや〜〜〜あんな雪を見たのは始めて! 3/17(月)からチラチラと降り始めて、18日に目覚めてみたら、1メートルくらい積もっておった。それでもうビックリして、慌てて一家総出で除雪作業などをしてみたものの、翌日には「昨日って除雪したっけ??」と、前日の除雪がウソみたいに消えさって、2メートル近くの積雪。2階から飛び降れそう!ドライブウエイに青空駐車していた3台の車は、見る影もなく埋まっており、そこが山状態になっておる。 道路の除雪は全然来ない。このドカ雪で、フリーウエイのIー70が大混乱し、あちこちで雪崩が起きたりして、除雪車の殆どが町に出っぱなしで、住民数が少ない山奥道路まで、とっても手が回らなかったらしい。で、すぐに除雪ができなかったために、道路の積雪がとんでもないものになり、普通の除雪車じゃとっても歯が立たないほど積もってもた。 こうなると、もうドライブウエイの除雪もまったく間に合わず、ついに外界から完全に隔離された孤島状態になっちゃってさー。ドカ雪が降ったのは、17日と18日だけだけど、その隔離状態が22日の土曜日まで続いたんすよ、土曜日までっ!

雪の壁に囲まれ、屋根に積もった雪の重みで、天井にヒビが入ってきた。かなりキケンだ。こりゃウチもいよいよ避難かも、と憂鬱も最高潮に達したとき、ついに巨大な除雪車の轟音が。
もう大喜びで外に飛び出し、人が一人通れるくらいの細く除雪したドライブウエイを道路まで走って行き(途中一度すっ転び)除雪兄ちゃんに大きくて手を降ったのでありました。天使に見えたっす!除雪兄ちゃんは、典型的なコロラド男子風(巨体に坊主頭、野球帽着用。このタイプはピックアップトラックと星条旗とフットボールチームのステッカーが必須だ。)なんだけど、除雪作業を一旦やめて「大丈夫ですか?薬がすぐ必要な人はいませんか?山を降りる必要があったら手伝いますから言ってください」と….。 こういう兄ちゃんからこんな言葉がでるとは思わず、カンゲキ!「大丈夫ですっ! 道路の除雪、お願いしますっ!」 と答えると、「今日はずっとこの地域で除雪してますから、何かあったら声かけてください」といいながら、また除雪作業に戻っていきまひた。 

後で、どうして除雪がこんなに遅れたのかを尋ねてみたら、どっかの大バカが、山道の細いとこでジープを路上駐車し、そのまま大雪に埋もれていたんだって。で、20日に一度この地域には除雪に来たんだけど、このジープ(そのときはジープも雪山と化してただろうが)に道を阻まれて除雪車が進めなかったんだってさあ!!!!(怒) ここ、Frigid Heightsのあるお山のコミュニティには高齢者も住んでいたり、うちみたいに雪の重みで家の天井にヒビが入ってきて屋根崩壊の危険にさらされたりして、警察に連絡を取る家が徐々に増えてきたため、このジープを除雪車で道の横におっ潰して(爆)ついに土曜日、前進したとのことでした。しかし、なんと迷惑なやつ!! このジープは除雪車にブッ潰されただけでなく、さらに1000ドルの罰金が課せられたそうっす。ざまーみろってんだ。(てか、ジープのオーナーも大雪で進めなくなり、車を乗り捨てて命がけで一番近くの家まで辿り着いたのかもしれない・・・)

で、やっと道路が通れるようになったのはいいが、車が出せない・・・ うちの2台の除雪機はガソリン切れで作業中断を余儀なくされていたので、大きなリュックを背負って、手にはガソリンタンクを持ち、片道20キロの山道を歩いて買い出しに行くことにした。とりあえず食料も底をついてきたし、ガソリン調達しないとうちのドライブウエイの除雪ができず、車も埋まったままだからさー。

トボトボと道を歩きはじめたとき、第二の天使との遭遇。  bobcatという小型のシャベルカーに乗ったおっさん登場! 「町まで歩くのかい〜?いいから家に帰ってな。あそこの家の除雪やっちゃったら、次にあんたんとこ行ってやるから」 だって! このおじさん、人助けのために町からこのシャベルカーで山に上がってきたそうだ。この bobcatってやつは小さいながらも力持ち!人がやっと一人通れる幅しか除雪できなかったうちのドライブウエイの雪を、ガンガン崩しては外に運んでいってくれる。 あんなに苦労して小道作ったのに、ジョータンみたいに早い! あっという間にガレージの前まで道が出来て、スバルの横も注意深く削ってくれたので、あとは軽い人力シャベル作業で出すことができ、ここではじめてFrigid Heights が外界と繋がったのでした〜。ちょうど作業が終わったときにお昼過ぎだったんで、おっさんにお茶とコーンブレッドを出すと、残りの2台の車も、他のところの除雪が終わったら出してくれるというし、家の壁や天井のひび割れも点検してくれ、屋根の雪下ろしをしてくれる人まで紹介してくれたのだす(T▽T)

アメリカ人もさ、捨てたもんじゃないのよね。こうして困っていると、どっからともなく出てきて、無条件で助けてくれる。この大雪のお陰で、始めて話した近所の人もいたりして、いい事もあったよなあ♪ 23日(日)には、これまた立派な体格のヒゲのおっさんが登場し、とっとと屋根にはしごをかけると、ものすごい勢いで屋根から雪をおろしはじめました。。それでも、朝11時頃にはじめて、終わったのは4時近く。大変な作業だったろうなあ。 屋根からの雪が、積もった雪の上に落ちて、雪の壁がさらにスゴクなりましたっす。1階は、窓の外の風景が全くなくなっちゃったよ。 このおっさんは、(目下失業中だっつ−し)一日働いてもらっちゃって、請求はされなかったけど、当然お支払いしましたです。ほんとに助かった!だって、今日も雪降ったし、木曜日と金曜日にはまた大雪になるかもという予報で、ここの屋根、もうこれ以上の重量にはとっても耐えられないもん。家の崩壊の危機から救ってくれた、第3番目の天使であります。

そんなワケで、20日に出発予定だったわたしの日本行きは、まず23日に変更したものの、その時点ではまだ屋根の状態が心配で出られなかったので、さらに26日に変更しました。今度こそ出発できますように(笑)この雪で、デンバー空港はほぼ2日間完全停止、空港で4000人が足止めをくらったそうです。ちょうどイラクへの攻撃が開始されてしまったんだけど、雪のことで大騒ぎで、戦争のニュースもきっちりフォローできませんでしたっす。

あちらこちらで停電して、今の時点でもまだ電気が復旧してないところがあるそう。うちは大雪のときには、一番に停電する地域なんだけど、どういうわけか、今回はブチブチ断続的に切れることはあっても、まったく電気が落ちちゃうことがなかったので、もの凄く助かりましたっす。電気がOKということは、井戸水のくみ上げも心配ないから水も大丈夫、それから暖房だってOK。うちはラッキーだったなって思ってます。未だに家から出られないお山の世帯、数百件だって。

コロラドは州知事(←れっどねっく系な)が、この大雪を受けて非常事態宣言発令。人びとの生活が普通に戻るには、特にお山の住人にはもうしばらく時間がかかりそうっす。干ばつが続いていたお山では、これは恵みの雪。雪が少なすぎると嘆いていたところへ、こんなにドカンと落としてくれまして(笑)ったく極端なんだから〜。

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6 Comments for “コロラド史上3位の超大雪嵐”

  • ブライトアイ より:

    自然の影響ってすごいですよね。
    人間は驕っているけど、自然の力には手出しも出来ないし。
    でもだからこそ、お互いに助け合って対処する術が学べているんでしょうね。人間のよさが出てくる。
    よく思うんだけど、有香ちゃんて、これぞって時にタイミングよく、ぴったりの手助けが現れるね。

  • みっちゃん より:

    すご〜〜 こんな雪の中で暮らしてたんや。今はえらいちがいやな。
    いやいや、アメリカ人の方がこんな時は直ぐに(個人的に)助けに来てくれるよ。
    ちょっと話ずれるけど、こないだ中国で倒れてる人を病院に連れてって上げたのにその助けられた人が下心があるからだとお礼を言うどころかスーまでされて裁判の結果はその助けた青年はほっておく事も出来たと治療費の40%を払わされたんだよね。中国ってホンマよく分からん。

  • お京 より:

    その時は松陰の小学校の卒業式で、幸いにも私は日本だったんだー。帰ってきた時でも、ドライブウエイにまだ1メーターの雪で埋まっていて、道から家までスーツケースを担いで、人がやっと通れる幅の道を滑りながら登ったのを覚えてるよ。
    あの松陰も2009年の秋からは大学生・・・
    今ねー。春休みを利用してLAに大学見学に来ています。UCLAとPepperdineを今日は回って来ました。全く個性の違う大学だった。UCLAは街中のマンモス大学。Pepperdineはマラブの海を高台からのぞむ、小規模リゾートのような大学。どんな大学を卒業するかで、人生観とか価値観とか若いと結構変わってくるんだろうなー。
    4月の頭から私だけ、日本で暮らすことになったんだ。いよいよ離婚かって???いえいえ親の介護帰国です。あの母ががんの末期なんだー。父も硬膜下血腫で緊急手術してね。親を連れてバリで暮らす計画どころか、こんなに早く親が倒れてしまうなんてさー想定外の事態に大慌てです。周りに迷惑を一杯かけて、仕事も引き継いで日米行ったり来たりの生活が始まります。
    ゆかちゃん
    何時日本に帰れそう?

  • 有香 より:

    ブライトアイさん>
    大雪の壁に阻まれて家の一歩外に出ることも難しかった中で、近所の長男の1っこ上のガキが遭難しそうになりながら家のニワトリの卵を近所に配っていたり、食べ物の予備が全くなかった家へ食料分けに行ったり、ロクデナシと思われていた小僧がすごくイイヤツだったことがわかったり、ものすごい助け合いの日々で、お山のコミュニティは近所付き合いがあまりなく、みんなひっそり暮らしているカンジだったけど、一気に近所が仲良くなった気がしましたです。家族も部屋にこもらず、屋根が心配だったので、子供達とリビングに寝袋敷いて寝たり、ある意味、すごく楽しい大雪でした(笑)
    そうかあ、タイミングいいかあ。そういわれてみるとそうなのかも!いやー、守られているんですね。有り難いです(T▽T)
    みっちゃん>
    そうだよねえ、緊急事態のときって、けっこう本性出るじゃん。アメリカ人はボランティア精神旺盛だから、こういうときすごい力を発揮するよね。でも、日本も神戸の地震の後にそういう面が見られたし、人間って捨てたもんじゃないっす。なにその中国の話(笑)ひで〜〜。でも、タイにもそういうカンジのところがあって、交通事故(これがまたやたら多い)にあって倒れてる人がよくその場に放置されていて、誰も助けに駆け寄らないということがある。やっぱり面倒に巻き込まれたくないという気持ちかららしいんだけど、一方でタイ人はもの凄く親切で困っていると競争で助けてくれようとするのに、まったく理解できまへん。。
    お京さん>
    そうだ、京子さんはあの時、留守だったんだ〜。もの凄かったのに残念だったねえ(笑)
    先月のお誕生日を逃し、気になってました。松陰くん、いよいよ大学生!彼の場合は前途も明るく(笑)真っすぐ大学生活を送れそうで、ほんとうに楽しみです。ウキウキしてる頃だろうね〜〜〜。ウチの某長男は、今インドを放浪中です。ウチも京子さんちもやっぱりこの親にしてあの子というカンジ。(笑)ちょうどチベットの混乱時に、東北インド地方にいるようなので、きっと普段は体験できないことを見て感じていると思います。携帯電話のお陰で、ワシが放浪していた頃とは違って、こちらから電話ができるので助かるけど、ワシなんぞは平気で何ヶ月も親に連絡しなかったし、それを考えればヤツは親孝行もんなのかも。
    それにしてもご両親・・・心配だね(T▽T)近いうちにわたしも日本に行くと思うので、会えたら嬉しいけど、ぜひお見舞いにもお邪魔させてください。京子さんも看病と仕事で体調崩さないようにね!!あれもこれも頑張りすぎるなよ〜。

  • とらい より:

    うわぁ!凄い雪!。こりゃ尋常じゃありませんな。
    って、アメリカの話題が出るのは久しぶりですけれど。
    アトランタでは竜巻が襲いました。
    やっぱり怖いのは天災ですね。

  • 有香 より:

    おとらちゃん>
    そうそう、おとらちゃん大丈夫だった?!!まったく参ったね、大都会で竜巻って。CNNワールドを見ているので、アトランタの様子はすぐに入ってきたよ。
    コロラド時代の記事、自分のHDに残ってるものをちょっとずつアップしようと思ってな♪


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