“バラカ” とは、古代スーフィー語で<生命の息吹き><生命の祝福><生命の本質>を意味する言葉。
本作は過去、フランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスが製作した独創的なドキュメンタリー「コヤニスカッティ」において撮影を担当したロン・フリックが「クロノス」で組んだマーク・マジッドソンと再び製作したドキュメンタリーという枠組を超えた非言語映画である。
視覚、聴覚からくるエキサイティングなひとかたまりのイマジネーションを介して、直接観る者の脳に語りかけてくる叙事詩的一大映像である。
ロケーションは哲学者ジョセフ・キャンベルの著書「神話の力」をコンセプトに、70ミリフィルムによりタンザニア、中国、ブラジル、日本、クウェート、カンボジア、イラン、ネパール、アメリカを始め24カ国、6大陸で14ヶ月に渡り行われ、生気に満ちた大自然の力と人間の営みとの相互作用という驚異の物語を語っていく。
(HMVの解説からコピペ)
見たときは気づかなかったのだが、こうして調べてみてわかった数々の偶然!お気に入りの映画「コヤニスカッティ」(←コヤニスカッティは音楽がフィリップ・グラス先生なのです)繋がりであって、なんとなんとなんと、神話学者のジョーゼフ・キャンベルの超名著「神話の力」がベースになっているっちゅーじゃないですか。どうするよ、おい。しかも音楽にLisa Gerrard入ってるし、こりゃわしのツボにはまらんわけがない。地球の大自然の営みと圧倒的な美、世界各地の人間のあらゆる営み・・・信仰、文明、儀式、むごたらしい殺戮の傷跡。奇異に見える外国の日常の風景もどれもその国の人にしたらごく普通なんだろうね。それらの映像を音楽にのせて、何の解説もなく、淡々と静かに映し出ていく映画。気がつくと涙がこぼれそうになってました。
こんな淡々とした映画を見て、ここまで感動するのは何故か。見終わった後に残る感情は、地球と宇宙、大自然への畏敬の念と感謝の気持ち、広大無辺な大宇宙にポツンと存在する地球で、僅かな歴史を経て生きていく人類全てへの愛。人々が、今、この瞬間、地球上のあらゆる場所であらゆる営みをしながら、それぞれの環境・想い・信仰の中で生きてる。
なにか一歩離れたところで眺めているような、全体の観察者になったような気分で、地球と人類と生命全てのワンネス(一体性)を感じるのである。
かなりオススメです。めちゃ美しい映像なのでぜひ大スクリーンで見たいっす。当然ながらサウンドトラックもゲットしちゃいました(^^)
世界24カ国の映像が次から次へつなぎ合わせで登場していて、ココはドコみたいな解説も一切ないのだが、これをみて「場所当てゲーム」なんてのも楽しいかもよー。Barakaのサイトでは、各地の写真が掲示板になってて、場所当てクイズやってます(^^)アメリカ暮らしのときの身近な風景もあって、それも涙もんだった!カーメルの家の近所のビッグサーの海岸線、コロラド時代は毎年遊びに行ったアーチーズやキャニオンランズ国立公園の風景、コロラドの世界遺産メサベルデの遺跡なども登場っす。
なんかAshes and Snowの映像とも繋がる部分があるように感じるんだけど、どうかなあ。
映画作成の背景:
Comments
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エサレンで、ジョゼフキャンベルのビデオをみました。クラスメイトに71歳の紳士がいて、その人はジョゼフキャンベルがエサレンでレクチャーしていたときからの筋金いりのリピーターでした。
この映画、是非みてみたいです。
ロバート・ショックの神々の声って本になんかアタマがつながってしまいました。有香さんの言いたいことはよくわかります。ashes & snowも惹きつけられました。少々宗教的なのかなとも思いましたが。
猫シッターさん>
ジョーゼフ・キャンベル、エサレンでの直のレクチャー受けてみたかったっす。。もうちと長生きしてほしかった人ですね、ほんと。この映画ももちろんだけど、ぜひ「神話の力」を読んでみてください。神話の話をしながら、実は「生きる」ということを幅広く話題にした本で、一生モンの本になりますよ。(スターウオーズももう一度観たくなります(^^)その理由は本の中に♪)
エサレンでみたビデオはPBSで放送したビル・モイヤーズとの「The Power of Myth」かな?(つーか、本はこのインタビューの対話集です)
洛趣味さま>
神々の声を読んでないのでわからんのですが、こういうカンジなのでしょうか。Barakaでは破壊も再生の始まりみたいな永続的な印象がありましたっす。Ashes and Snowは見に行きましたか〜?もしチャンスを逃したら、今度チェンマイでDVDをお渡ししますね〜。
宗教的というか、とってもスピリチュアルですよね(^^)
直ぐ買います!!
楽しみです!!有り難う!!
こんにちは 有香さん、お久しぶりです。実は、主人が Ribero
Beachで、散歩をしてたときに 知り合った女性が なんと、「Koyaanisqatsi」の カメラマンのひとりでした。それから、直ぐに私達もDVDを借りてきて見ました。Barakaは、予告編だけですので、まだですが、其のうちに見ますね。
あと、Ashes and Snowの 写真を Big Sur の Post Ranch Inn のレストランとバーで 展示してるそうです。写真家の名前だけを 紹介してますので、たぶん、Ashes and Snowとは、また、違う雰囲気ですね。
狷さま>
おひさしぶりです!もうゲットした?感想聞かせてくださいね〜!
Lily’sMomさん>
それはすごい偶然!コヤニスカッティの映像もスゴイんですが、Barakaも圧巻です。その方はBarakaでは関わらなかったのでしょうか。Lily’sMomさんなら、絶対に気に入るハズっす♪そうか、アメリカならBlockbusterにありますねー。
Ashes and Snowの写真@BigSurも、チャンスがあったら見てきてください!どんなんだったかぜひ教えてくださいね♪
すっごい久しぶりです。覚えてる?私のこと。ちょっと心配。手紙だそうだそうと思って、でもエアメールはつい敷居が高く延び延びではや10年。有香さんの名前検索して、同姓同名かなと思ったらなつかしいお顔があるじゃないですか!うれしかったぁ。でもネット超初心者の私なのでこれもちゃんと届くか不安です。。アドレス入力とかもよくわからないのでこれ見たら手紙ください。前住所から昨年末引っ越しちゃったけど11月末までは新住所に転送してくれるので。10年分たまった話がしたいなぁ。
札幌の久保さん>
・・・って、もしかして旭川出身の市川で息子たちが仲良しだった、あの久保さん?!
もしそうだったら、わし、死にそうに嬉しい!てか、旧住所もわかんないよ!頼む、メールください〜。
frigid_heights@yahoo.co.jp
よかたぁ、覚えててくれたのね。なにせ私なんて記憶がヤバク、幼稚園時代のママたちの名前すぐ出てこない人のほうが多くて・・・。私1時間後にはパートに出かけなくちゃいけないので取り急ぎお返事だけしておこうと思ってこうしてしています。
住所、幼稚園の卒業アルバムに載ってるけどないのね。私こうしてブログにコメントしたのも初めてでましてやメールしたこともないの、へへへ。
まずは入門書とにらめっこして挑戦してみますわ。有香さんの返事の下にあるアドレスにすればいいのね。気長に待っててねぇ。
そうか!卒業アルバム!引っ越しが続いて、幼稚園のアルバムは航の荷物の中にあって、アメリカの貸し倉庫なんだよ〜。(その本人の航は今タイに居ます)っちゅーか、頼むからメール練習してくれ!(笑)